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三人麻雀の点数表 — ツモ損あり/なしを1枚で見比べる

(更新 2026年9月29日) ・ 書いた人: jongbase の運営者

結論

三人麻雀には点数表が1種類しかありません。にもかかわらず、ネットで拾った点数表と自分の卓の点数が合わないことがよく起きます。理由はツモの支払いだけが2通りあるからです。

ロンの点数は両方式で完全に同じです。変わるのはツモだけです。そして満貫以上では、その差にきれいな規則性があります。

ツモ損なしに対するツモ損ありの収入
子の和了25%減(4×基本点 → 3×基本点)
親の和了33%減(6×基本点 → 4×基本点)

以下、子と親の全セルを両方式並べて載せます。この記事の数値はすべて jongbase の点数計算エンジンに実際に計算させた出力で、手計算や他サイトからの転記ではありません。


先に読み方の注意 — あなたの卓は「早見表方式」か

三人麻雀の点数表を検索すると、同じ手なのに違う数字が書いてあるサイトに必ず当たります。これはツモ損だけが原因ではなく、もうひとつ丸め方の違いがあるためです。

この記事の表は早見表方式(jongbase の既定)です。 100点棒方式の数字とその差については、100点棒を使わない三麻の点数 に別記事としてまとめました。まず自分の卓がどちらかを確かめてから表を見てください。


子の点数表(早見表方式)

ツモの欄は「親からの支払い / 子からの支払い = 合計」の順です。

満貫未満(1〜3翻)

符・翻ロンツモ損なし(親/子)=合計ツモ損あり(親/子)=合計
30符1翻10001000 / 1000 = 20001000 / 1000 = 2000
30符2翻20001000 / 1000 = 20001000 / 1000 = 2000
30符3翻40003000 / 1000 = 40002000 / 1000 = 3000
40符1翻20001000 / 1000 = 20001000 / 1000 = 2000
40符2翻30002000 / 1000 = 30002000 / 1000 = 3000
40符3翻60004000 / 2000 = 60003000 / 2000 = 5000
50符1翻20001000 / 1000 = 20001000 / 1000 = 2000
50符2翻40003000 / 1000 = 40002000 / 1000 = 3000
50符3翻70005000 / 2000 = 70004000 / 2000 = 6000

早見表に載っていない符も、同じ考え方で計算されます。七対子の25符と、平和ツモの20符です。

符・翻ロンツモ損なし(親/子)=合計ツモ損あり(親/子)=合計
25符2翻(七対子)20001000 / 1000 = 20001000 / 1000 = 2000
25符3翻(七対子+1翻)40002000 / 2000 = 40002000 / 1000 = 3000
20符2翻(平和ツモ)—1000 / 1000 = 20001000 / 1000 = 2000
20符3翻(平和ツモ+1翻)—2000 / 1000 = 30002000 / 1000 = 3000

20符のロン欄が空欄なのは、20符はツモでしか発生しないからです。平和をロンで和了すると門前加符が付いて30符になります。

満貫以上

呼称翻数ロンツモ損なし(親/子)=合計ツモ損あり(親/子)=合計
満貫4〜5翻80005000 / 3000 = 80004000 / 2000 = 6000
跳満6〜7翻120008000 / 4000 = 120006000 / 3000 = 9000
倍満8〜10翻1600010000 / 6000 = 160008000 / 4000 = 12000
三倍満11〜12翻2400016000 / 8000 = 2400012000 / 6000 = 18000
役満役満役・数え役満3200020000 / 12000 = 3200016000 / 8000 = 24000

「満貫が4翻から」なのは早見表方式だからです。100点棒方式では30符4翻は7700点で、満貫に届きません(切り上げ満貫の設定次第)。


親の点数表(早見表方式)

親のツモは全員同額なので「◯◯オール」と書きます。

満貫未満(1〜3翻)

符・翻ロンツモ損なしツモ損あり
30符1翻20001000オール = 20001000オール = 2000
30符2翻30002000オール = 40001000オール = 2000
30符3翻60003000オール = 60002000オール = 4000
40符1翻20001000オール = 20001000オール = 2000
40符2翻40002000オール = 40002000オール = 4000
40符3翻80004000オール = 80003000オール = 6000
50符1翻30002000オール = 40001000オール = 2000
50符2翻50003000オール = 60002000オール = 4000
50符3翻100005000オール = 100004000オール = 8000
25符2翻(七対子)30002000オール = 40001000オール = 2000
25符3翻(七対子+1翻)50003000オール = 60002000オール = 4000
20符2翻(平和ツモ)—1000オール = 20001000オール = 2000
20符3翻(平和ツモ+1翻)—2000オール = 40002000オール = 4000

満貫以上

呼称翻数ロンツモ損なしツモ損あり
満貫4〜5翻120006000オール = 120004000オール = 8000
跳満6〜7翻180009000オール = 180006000オール = 12000
倍満8〜10翻2400012000オール = 240008000オール = 16000
三倍満11〜12翻3600018000オール = 3600012000オール = 24000
役満役満役・数え役満4800024000オール = 4800016000オール = 32000

表から読み取れること

1. ツモ損なしのツモは、ロンと同額になるように作られている

子の40符3翻を見てください。ロンが6000点、ツモ損なしのツモが 4000 + 2000 = 6000点。一致します。 50符3翻も 5000 + 2000 = 7000 でロンと同額。満貫は 5000 + 3000 = 8000 でロンと同額です。

これがツモ損なしの設計思想です。「誰から取ったかで手の価値を変えない」。四人麻雀と同じ感覚で打てます。

2. ツモ損ありは、満貫以上で子25%・親33%きれいに減る

満貫以上の行だけを抜き出すと、差額に例外がありません。

手(子)ツモ損なしツモ損あり差
満貫80006000−2000
跳満120009000−3000
倍満1600012000−4000
三倍満2400018000−6000
役満3200024000−8000
手(親)ツモ損なしツモ損あり差
満貫120008000−4000
跳満1800012000−6000
倍満2400016000−8000
三倍満3600024000−12000
役満4800032000−16000

子はどの手もきっかり4分の3、親はきっかり3分の2になります。ツモ損は子より親のほうが痛い、というのが数字で確認できます。

3. 安手ではツモ損の有無が消える行がある

子の30符1翻・30符2翻・40符1翻・40符2翻・50符1翻を見ると、ツモ損ありとなしが同じ値です。1000点単位の切り上げに吸収されてしまうためです。

さらに30符1翻は、ロン1000点なのにツモは合計2000点です。ツモのほうが高いという逆転が、早見表方式の丸めによって起きます。親の30符2翻(ロン3000 / ツモ損なし4000)も同じ現象です。これは実装のミスではなく、1000点単位に切り上げる方式を採る以上避けられない性質です。

「ツモ損ありにすれば必ず安くなる」と思っていると、リーチのみをツモったときに点数が変わらず混乱します。ツモ損の設定が効いてくるのは3翻以上、特に満貫以上の手だと覚えておくと実戦で困りません。そもそもなぜ三人麻雀にだけこの選択肢があるのか、という成り立ちのほうはツモ損とは何かで扱っています。


実際の手で確かめてみる

抽象的な符と翻ではイメージしづらいので、具体的な手で見てみます。

立直・平和・断么九・門前清自摸和 = 4翻20符(子のツモ)

設定支払い(親/子)合計
早見表方式・ツモ損なし(既定)5000 / 30008000
早見表方式・ツモ損あり4000 / 20006000
100点棒方式・ツモ損なし3200 / 20005200
100点棒方式・ツモ損あり2600 / 13003900

同じ手が 8000点から3900点まで、2倍以上の幅で変わります。 早見表方式では4翻が無条件で満貫になるため、20符でも8000点。一方100点棒方式では基本点1280からの計算になり5200点にとどまります(切り上げ満貫の設定を入れても、20符4翻は対象外なので5200点のままです)。

三麻の点数表が「サイトによって違う」と感じる正体は、ほとんどがこの2軸(ツモ損/丸め方)の組み合わせの違いです。

運営者メモ: この表の早見表方式は、三人麻雀の点数早見表を実装の「正」としてそのまま埋め込んだものです。ただ、七対子のように早見表と符計算で数字が食い違う手の点数が分かりづらいという問題が出たので、2026年8月5日に「100点棒を使う」の切り替えを追加し、標準の符計算も同じ卓で選べるようにしました。満貫以上は両方式で同じ値で、違うのは満貫未満の丸め方と4翻の扱いだけです。数え役満の閾値もこの方式に連動させ、早見表方式は14翻以上、標準方式は13翻以上としています。下の1枚目は点数計算機で30符4翻を両方式で並べたもの、2枚目は対AI対局で実際に出た和了画面です。

点数計算機で30符4翻・切り上げ満貫なしを表示。早見表方式8,000点と標準計算7,700点が並ぶ

jongbase の対AI対局の和了画面。立直・門前清自摸和・ドラ2の4翻30符で満貫3000-5000点、各家の増減表示


jongbase での設定

対局開始前のルール設定で、この記事に関係する項目は次の3つです。

場所項目名既定効果
サンマツモ損オフ(=ツモ損なし)オンにすると子ツモで北家分を引く
点数・精算100点棒を使うオフ(=早見表方式)オンにすると標準の点数計算になる
点数・精算切り上げ満貫オン100点棒方式のとき30符4翻・60符3翻を満貫に上げる

この3項目の組み合わせだけで、上の「同じ手が8000点にも3900点にもなる」表の4パターンをそのまま再現できます。結果画面には符・翻・ドラの内訳と各家の支払いが出るので、表を覚えなくても自分の卓の点数がその場で確認できます。 対局せずに数字だけ見たいときは点数計算機を開いてください。翻と符を選ぶと、早見表方式と標準計算の支払いが並んで出ます(ツモ損のあり/なしも切り替えられます)。

ルールはホストが決め、その半荘のあいだ固定です。対AIモードでもオンライン対戦とまったく同じ36項目が設定できるので、1人で数字を確かめるのにも使えます。


よくある勘違い


まとめ

三人麻雀の点数で迷ったら、確認する順番はこの3つです。

  1. ツモ損はありか、なしか — ツモの合計がロンと同額になるかどうかが決まる
  2. 1000点単位か、100点単位か — 30符4翻が8000点か7700点かが決まる
  3. 4翻を満貫とみなすか — 早見表方式なら無条件、100点棒方式なら符と切り上げ満貫次第

この3つさえ卓で先に合意しておけば、和了のたびに点数で揉めることはなくなります。点数以外にも先に決めておきたい項目(頭ハネかダブロンか、北の扱いなど)はセット麻雀のルールの決め方に、設定できる36項目の全体像は麻雀のローカルルール一覧にまとめてあります。

jongbase では3つとも設定項目になっていて、和了画面で内訳が出ます。自分たちの取り決めをそのまま入れて、実際の点数を見ながら打ってみてください。

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この記事の作り方について → https://jongbase.com/editorial-policy/