3人しか集まらなかった夜に — ブラウザだけで三麻を始める
「今日打とう」と声をかけて、返事が2つ。3人。
四人麻雀にはあと1人足りず、かといって解散するほどでもない。この記事は、その夜のための記事です。三人麻雀(サンマ)なら3人がちょうど定員で、ブラウザだけで、登録もインストールもなしに、5分後には東1局が始められます。
結論(先に答えを書く)
- 3人は「足りない」ではなく「ちょうど」です。 三人麻雀は3人が定員のゲームで、四人麻雀の劣化版ではありません。
- ブラウザだけで完結するサービスを選べば、全員のインストール待ちが発生しません。 深夜の集まりで一番時間を溶かすのが、この待ち時間です。
- 打ち始める前に、ルールを3つだけ決めてください。 北の扱い・ツモ損・点数の丸め方。ここが揃っていないと、3局目あたりで必ず止まります。
なぜ3人だと選択肢が急に狭くなるのか
四人麻雀は、日本語では単に「麻雀」と呼ばれます。無標なのです。だから四人で打つサービスは大量にあります。
一方、三人麻雀は「三人」と明示しないと通じません。 そのぶん専用に作られたサービスが少なく、四人麻雀のついでに三麻も用意している、という作りのものが多くなります。ついでで用意されている場合、三麻特有のルール(北の扱いやツモ損)は運営が決めた1つの形に固定されていることがほとんどです。
さらに厄介なのが、3人ちょうどのときの挙動がサービスによって違うことです。
| 3人しかいないとき | |
|---|---|
| 雀魂の友人戦 | 三人戦を選べば3人でそのまま開始できる。CPUで埋めることも可能 |
| 天鳳の個室 | 三人打ちの卓を選んで3人揃えば開始 |
| Maru-Jan のセット卓 | 三麻の部屋を作れる。アカウントとアプリが必要 |
| jongbase | 三人麻雀専用。3人揃った時点でホストが開始できる |
どれを使っても打てます。違いはそこにたどり着くまでの手間と、ルールをどこまで自分たちで決められるかです。
ブラウザだけで始める、という選択
深夜に3人集まったときの最大の敵は、盛り上がりが冷めることです。
- 「アプリ入れて」→ ストアを開く → サイズが大きい → ダウンロード待ち
- 「アカウント作って」→ メールアドレス → 認証コード → パスワード
- 「あれ、ログインできない」
ここで1人でも脱落すると、その夜は終わります。インストールと登録をゼロにできれば、この事故は起きません。 集まった人数が3人でなかった日の選択肢は麻雀を友達とオンラインで打つ方法に人数別でまとめてあります。
jongbase は、この一点のために設計しています。
- 対局ページでニックネームを入力して「部屋を作る」を押す
- 待機画面の「🔗 招待リンク」でURLをコピーし、LINEやチャットに貼る
- 相手はリンクを開いて名前を入れるだけ。メールアドレスもパスワードも要りません
- 待機画面に「接続 2/3」と出るので、3人揃ったらホストがルールを決めて開始
スマホとPCが混ざっていても問題ありません。スマホ2人+PC1人のような卓でも同じように動きます。ブラウザさえあればいいので、Windows でも Mac でも iPhone でも Android でも同じです。
なお、オンライン対局は3人ちょうど必要です。 2人ではじまりません。AIで席を埋める機能も用意していません(「3人で打つ」ことに絞ったサービスなので、あえて入れていません)。2人しかいない夜は、1人でAI相手に打てる練習モードのほうを使ってください。
打ち始める前に決める3つ
三人麻雀は、四人麻雀よりルールのばらつきが大きいゲームです。雀荘ごと・サイトごとに違います。「うちのルールと違う」で止まる回数を減らすために、最初にこの3つだけ声に出して確認してください。
1. 北の扱い
三麻で最大の分岐点です。jongbase では4方式から選べます。
| 設定 | どうなるか |
|---|---|
| 抜きドラ | ツモった北を場に抜いてドラ1、山から補充。抜く行為は鳴き扱い(一発が消える) |
| 抜きドラ(空気) | ドラ加算は同じだが、抜いても一発が消えず、九種九牌の条件も壊れない |
| 通常の字牌 | 抜けない。ポンや刻子に使えるだけ |
| 常に役牌 | 場風・自風に関係なく、北の刻子で1翻(ポンでも暗刻でも付く) |
「抜きドラ」と「抜きドラ(空気)」の違いは細かく見えますが、リーチ後に北を抜いて一発が消えたときの気まずさを経験したことがあるなら、この区別の価値はわかると思います。ちなみに他社では、たとえば Maru-Jan は「北はオタ風+ドラ扱いで、抜かない」というルールを採用しています。三麻の北に唯一の正解はありません。北抜きの手順やデメリットをもう少し詳しく知りたい場合は北抜きとはにまとめてあります。
2. ツモ損
いない北家の分を、誰が払うか。
- ツモ損あり: 四人麻雀と同じ支払い額のまま受け取る。つまり和了者の取り分が減る
- ツモ損なし(jongbase の既定): いない1人分を、親と子で均等に上乗せする
同じ満貫ツモでも入る点数が変わります。「なんか思ったより点が入らない」の原因はだいたいこれです。 差額の実数はツモ損とは何かに、符と翻の全行を並べた表は三人麻雀の点数表にあります。
3. 点数の丸め方(100点棒を使うか)
jongbase の既定は「100点棒を使わない」設定で、支払いを1000点単位に切り上げ、4翻は満貫として扱う早見表方式です。雀荘でおなじみの 7700 点や 1600 点といった細かい点数で打ちたい場合は、ルール設定の「100点棒を使う」をオンにしてください。
初めて三麻を打つメンバーがいるなら、早見表方式のままのほうが確実に速く進みます。点数の確認で止まらないので。2つの方式で同じ手がいくらになるかは100点棒を使わない三麻の点数で比べています。
決められるのはこの3つだけではありません
上の3つは「決めておかないと揉める」項目です。ここから先は、決めたい人だけが決めればいい項目です。jongbase では、対局ごとに36項目を設定できます。
- 局数(東風戦/半荘戦)、赤5筒・赤5索の枚数、チップ(祝儀)
- 開始時持ち点・返し点(オカ)・ウマ・立直供託・積み棒点数
- トビ終了、責任払い(パオ)、頭ハネかダブロンか、九種九牌
- 一発・裏ドラ・カンドラ・食いタン・切り上げ満貫・数え役満・ダブル役満
- 人和、流し満貫、三連刻、四連刻、一色三順、大車輪・大竹林、大七星
「大車輪ってアリだっけ」と毎回もめる卓なら、設定画面でオンにして、その日のルールとして確定させてしまうのがいちばん平和です。設定は保存されるので、次回は「前回の設定を読み込む」で同じ取り決めをそのまま呼び出せます。項目ごとの既定値と「変えると何が起きるか」は麻雀のローカルルール一覧にまとめました。
3人揃わなかった日のために
集まりが流れて1人になった夜は、AI相手のローカル対戦(練習モード)が使えます。
このAIは、テンパイすればリーチし、役牌などはポン・カンもし、他家のリーチには現物やスジを選んで降りることもします。 強さを追求したものではないので腕試しには向きませんが、次の用途には十分です。
- ボタン操作(打牌・立直・ポン・カン・北抜き)を気兼ねなく試す
- 三麻が初めての人が、萬子の少ない牌姿と北抜きの感覚に慣れる
- 36項目の設定はローカル対戦でも同じように使えるので、「この取り決めだと満貫ツモが何点になるか」を実際に和了して確認する
- 対局せずに数字だけ確かめる — 点数計算機で翻と符から支払いを、受け入れ計算機で打牌候補ごとの受け入れを出せます(どちらも登録不要)
3人目が来る前に、ルールの動作確認だけ済ませておく、という使い方もできます。
よくある勘違い
「三麻は運ゲー」 — 手が高くなりやすく逆転の機会が多いのは事実です。牌の構成そのものが違うので、受け入れの数え方は四人麻雀用のツールでは合いません(萬子が一と九だけなので、2萬〜8萬が受け入れ候補に出てくること自体が誤りです)。
「途中で回線が切れたら終わり」 — jongbase では、同じブラウザで同じ部屋に入り直せば、元の席・元の手牌に復帰して続けられます。待機画面では各席の接続状態が緑点(接続中)・灰点(席は確保されているが切断中)で表示されるので、誰が落ちているかもすぐわかります。スマホの回線が一時的に不安定になっても対局は壊れません。
「知らない人と当たるのが不安」 — jongbase の部屋には、招待リンクか部屋コードを知っている人しか入れません。自動マッチングはありません。
「対局中にルールを変えられる」 — 変えられません。ホストが対局開始前に設定します。開始前に確認してください。
まとめ
- 3人は三人麻雀の定員です。 足りないのではなく、ちょうどです。
- ブラウザだけで完結するサービスを選べば、インストール待ちと登録の脱落事故がゼロになります。
- 最初に決めるのは北の扱い・ツモ損・点数の丸め方の3つ。ここさえ揃えば止まりません。
- 細かく詰めたい卓は、36項目を対局ごとに設定できます。設定は次回に持ち越せます。
jongbase は三人麻雀(サンマ)専用のオンライン対戦サイトです。登録不要・インストール不要・無料。招待リンクを送るだけで、今夜の3人の卓が立ちます。