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オンラインでセット麻雀をする方法を全部比較した(雀魂/天鳳/Maru-Jan/jongbase)

(更新 2026年8月19日)

雀荘で卓を借りて、仲間内だけで打つ。あの「セット」をオンラインでやりたい、という話です。

やり方は1つではありません。サービスごとに呼び名も違えば、必要なもの(アカウント・アプリ・お金)も違い、決められるルールの細かさが桁違いに違います。この記事では、実際に触って・公式の資料を読んで確認できた範囲で、4つのサービスを並べます。

確認日: 2026年8月。 仕様は変わります。最終的な確認は各サービスの公式ページとゲーム内でお願いします。この記事は jongbase が書いていますが、jongbase を1位に置く記事ではありません。 4つのうち3つは、jongbase より優れている点をはっきり持っています。


結論(先に答えを書く)

こういうときはこれを使う理由
とにかく人が揃わない。1〜2人でも打ちたい雀魂の友人戦足りない席をCPUで埋められる。無料
打ち慣れたメンバーで、すぐ卓を立てたい天鳳の個室作成ボタン1つでURLが出る。設定項目がないぶん迷いようがない
大会を開く。ウマも罰符も1項目ずつ詰めたい天鳳の大会ロビー設定できる項目数が今回の4サービスで最多
牌の質感・音にこだわって腰を据えて打ちたいMaru-Janのセット卓セット卓自体は無料。ただしアカウント登録とアプリが必要
三人麻雀を、ローカル役まで自分たちのルールでjongbase三麻専用でルール36項目。ただし四人麻雀は打てない

「どれが一番いいか」という質問には答えがありません。人数と、ルールをどこまで詰めたいかで決まります。


呼び名が違うだけで、やっていることは同じ

まず用語を揃えます。同じ「身内だけの卓」が、サービスごとに違う名前で呼ばれています。

サービス機能名
雀魂友人戦
天鳳個室(ロビー) / 大会ロビー
Maru-Janセット卓
jongbase部屋(招待リンク)

面白いのは、天鳳の公式ページ自身が「セット」という言葉を使っていることです。個室作成ページには「『お手軽に仲間とセットで打つ』『みんなで集まって気ままに遊ぶ』タイプの個室です」と書かれています。Maru-Jan にいたっては機能名が「セット卓」そのものです。雀荘の用語がそのままオンラインに持ち込まれている、という状況です。

検索するときは「セット麻雀 オンライン」より、「友人戦」「個室」で探したほうが早く目的にたどり着けます。


入口の比較 — 始めるまでに何が要るか

雀魂 友人戦天鳳 個室Maru-Jan セット卓jongbase
アカウント登録必要ID登録なしでも対局は可能(チャット・戦績はID登録者のみ)必要不要
インストールブラウザ版ありブラウザ版ありアプリが必要ブラウザのみ
費用無料Web版・アプリ版は無料セット卓は無料無料
招待の方法5桁のルーム番号/フレンド招待/対戦リンク部屋番号付きURL部屋のURL招待リンク
人が足りないときCPUで埋められる埋められない埋められない埋められない
四人麻雀×(未実装)
三人麻雀
牌譜(対局の記録)ありありありなし

Maru-Jan の対応端末として公式が案内しているのは Windows PC / iPhone・iPad / Android / Mac / Amazon Fire TV / Microsoft ストアで、ブラウザだけで完結する形は案内されていません。逆に言えば、そのぶん描画と音にコストをかけているサービスです。

最後の2行が jongbase の弱点です。四人麻雀は実装していませんし、観戦も牌譜の保存もありません。3人ちょうど集まらないとオンライン対局は始まりません(サーバ側で3席の予約が揃うまで開始できない作りです)。ここは他の3サービスに負けています。


本題:設定できるルールの項目数を数えた

比較記事で一番知りたいのは「どこまで自分たちのルールにできるか」だと思うので、実際に項目を数えました。 数え方を明記します。数え方を書かない項目数の比較は意味がないからです。

サービス項目数数え方
天鳳 大会ロビー約55管理画面のフォームの入力欄を実数で数えた(後述)
jongbase36ルール設定画面に並ぶ操作項目の数
雀魂 友人戦14ルーム作成画面3+詳細設定10+2025年6月追加の「飛び」1
Maru-Jan セット卓3卓の種類/トップ賞(オカ)/順位点(ウマ)
天鳳 個室0公式が「設定機能はありません」と明記

天鳳の大会ロビーが最も細かい

個室と大会ロビーの作り方の違いは天鳳の個室の作り方と三人麻雀の設定項目に、雀魂の友人戦で三麻のときに設定できる項目とできない項目は雀魂の友人戦で設定できるルール・できないルールに、それぞれ単独で詳しく書いてあります。

大会ロビーの管理画面(https://tenhou.net/cs/edit/)のフォームを数えると、基本ルール7項目(対戦人数・局数・喰い断・赤・持ち時間・ツモ切り暗転・祝儀)、拡張ルールのラジオボタン36項目、点数系の入力欄9項目(開始点数・トップ必要点数・清算原点・コールド・リーチ供託点数・積み棒点数・不聴罰符3種)、順位/沈みウマの表、持ち時間の詳細表、乱数種で、合計55前後になります。HTML上でコメントアウトされて無効になっている項目(最小局数・最大局数・開始局など)は数えていません。

拡張ルールの中身は、流し満貫・切り上げ満貫・飛び・槓ドラ即乗り・四風連打流局・九種九牌流局・頭はね・和了止め・聴牌止め・一発・サドンデス・人和・連風牌の符・数え役満……と続きます。三麻用の「抜き」「折半払い」もあります。この細かさは、少なくとも項目数では jongbase の36項目を上回ります。 正直に書いておきます。

ただし大会ロビーには運用上の制約があります。作成すると約7日間は次の大会ロビーを作れず約10日以上設定を変更しないとロビーが自動削除されます。管理用URLの管理も必要です。名前のとおり大会を開くための機能なので、「今夜3人集まったから1半荘」には重すぎます。

天鳳の個室は、設定項目がゼロ

同じ天鳳でも、個室はまったく別物です。公式の個室作成ページにはこう書かれています。

設定機能はありませんが管理の必要もありません。

ルールは卓を選ぶ形で決まります(人数・東風/東南・喰い断・赤)。設定できないことが欠点とは限りません。 ボタン1つでURLが出て、揉めようがないのは大きな長所です。

雀魂の友人戦は「ちょうどいい」

ルーム作成画面でモード(4人/3人)・局数・長考時間を選び、詳細設定を有効にすると配給原点・一位必要点数・赤ドラ・喰い断・翻縛り・ツモ損・ローカル役・便利機能・CPUの強さ・手牌表示が出ます。2025年6月のアップデートで「飛び」の設定も追加されました。

三人麻雀では「ローカル役」が設定できず(4人戦のみ)、代わりに「ツモ損」が設定できます(3人戦のみ)。 三麻を打つときに触れる項目は実質13です。切り上げ満貫・頭ハネ・和了やめ・ウマ・オカにあたる設定項目は見当たりません。

Maru-Jan のセット卓は3項目

公式のセット卓紹介ページによると、選べるのは「四麻東南/四麻東南割れ目/四麻東風/三麻」の4種類と、トップ賞(オカ)/順位点(ウマ)です。割れ目が選べるのは4サービスで Maru-Jan だけでした。三麻のルール自体は Maru-Jan が全国調査を経て決めた1つのルールに固定されます。


三人麻雀を打つ場合、既定のルールはこれだけ違う

同じ「三麻」でも、サービスが変われば別のゲームです。公式資料で確認できた範囲で並べます。

天鳳(三人打ち)雀魂(三人戦)Maru-Jan(三麻)jongbase(既定値)
北の扱い抜きドラ抜きドラオタ風+ドラ(抜かない)抜きドラ(4方式から選択)
ツモ損あり(友人戦で無効化可)ありなし(設定で切替)
赤ドラ赤あり卓は各1枚赤ドラ3/4/無しから選択筒子・索子1枚ずつ赤5筒・赤5索を0〜4枚で個別指定
開始点35000持ち40000返し35000持ち/一位必要4000035000持ち40000返し(変更可)
積み棒1本場200点(三南)※出所未確認ロン1000点/ツモ500点ずつ1本場300点(0〜5000で変更可)
不聴罰符三麻は2人聴牌で2000場に2000点場に3000点場に2000点(1人聴牌=聴牌者+2000/2人聴牌=各+1000)

Maru-Jan の「北は抜かない」は思い切った判断です。公式ページには採用理由まで書かれていて、「抜きドラだと小四喜や字一色が困難になる」「役牌+ドラだとインスタント満貫が出やすく雑な麻雀になりやすい」という検証の結果、オタ風+ドラに落ち着いたとあります。三麻の北の扱いに唯一の正解がないことが、公式資料からもわかります。

天鳳の三人打ちの裁定はマニュアルに明記されています。嶺上牌は8枚、ポンの直後は抜けない、抜きは鳴きと同じ扱い(一発・地和・九種九牌・ダブリーが消える)、抜いた北は役満以外でもロンできる、など。「抜いた北をロンできるのは国士だけ」ではないのが天鳳です。ここはサービスごとに割れる部分なので、打つ前に確認する価値があります。jongbase 側がなぜ国士限定にしているのかは抜いた北はロンできるのかに、北の扱い4方式の違いは北抜きとはに書きました。


jongbase での設定

jongbase の36項目は、ルール設定画面の並びそのままです。

数え方の注記です。ウマは「1位」「2位」の2行があり、3位は合計が0になるよう自動計算されます。上の36という数字は、設定画面に並ぶ操作項目をそのまま数えたものです。

他と比べたときの位置づけは、「三麻に必要な項目だけを、全部そろえた」あたりです。天鳳の大会ロビーのように四槓散了流局や連風牌の符までは触れません。代わりに、北の扱いを4方式から選べたり、「北の槍槓(国士)」と「加槓への槍槓」が別々のトグルになっていたりと、三麻のローカルルールの分岐にだけ深く踏み込んでいます。

36項目それぞれの既定値と「変えると何が起きるか」は麻雀のローカルルール一覧にまとめてあります。そのうち打つ前に決めておかないと揉める5項目はセット麻雀のルールの決め方に絞って書きました。


よくある勘違い

「天鳳の個室でウマを変えられる」 — 変えられません。個室に設定機能はありません。ウマや開始点数を触りたい場合は大会ロビーです。個室と大会ロビーは名前が似ていますが別の機能です。

「雀魂の友人戦は人数が揃わないと始まらない」 — CPUで埋められます。1人でも遊べます。ただしCPU戦を選ぶと強制的に一局戦になるので、東風戦や半荘戦をやりたいときは先に局数を選んで作成し、あとから「CPU追加」で埋めるのが正解です。

「Maru-Janのセット卓は有料」 — セット卓は無料です。公式ページに「何人でも何卓でも全員無料でプレイ可能です」と明記されています(通常卓は1ゲームごとにポイントが必要です)。

「jongbaseは四人麻雀もできる」 — できません。三人麻雀専用です。四人で打つ日は、上の3つから選んでください。


この比較は、人数が変わっても古くなりません

ここまで人数の話をほとんどしていないことに気づいたでしょうか。「身内だけで卓を立てる」という需要は、3人でも4人でも同じ構造をしています。 必要なのは、招待の手段と、ルールの合意と、全員が同じ画面を見られることだけです。

だからこの記事の比較軸(入口の重さ・設定できる項目数・既定ルールの違い)は、将来 jongbase が四人麻雀に対応しても、他のサービスが機能を増やしても、そのまま使えます。更新すべきは表の中身だけです。


まとめ

jongbase は登録不要・インストール不要・無料で、招待リンクを送るだけで三人麻雀の卓が立ちます。ルールを自分たちで決めて打ちたい日に、選択肢の1つとしてどうぞ。

jongbase で卓を立てる(登録不要・無料)


参照した公式ページ(確認日 2026年8月): 天鳳 個室作成 / 天鳳 マニュアル / 雀魂 公式サイト / Maru-Jan セット卓 / Maru-Jan 三麻ルール / Maru-Jan 利用料金